書籍・レポート他

アニマルウェルフェア関連書籍

日本と世界のアニマルウェルフェア畜産〈上巻〉人も動物も満たされて生きる

松木 洋一(編著)

動物の行動の自由度を高め、安全で高品質な食品を生産し、フードチェーンでつながる食品産業の従事者や消費者も満たされていく…。そんな生き方を求める北海道から山口県まで10事例(牛・豚・鶏)を紹介。「欧米の人間優位主義的な動物管理視点(management)が強いAW生産システムとは異なる、共生視点(Symbiotic)の『日本的、アジア的なウェルフェア・フードシステム』が進展している」(編著者)状況を伝える一冊。

出版社:養賢堂
発売日:2016/5/1
単行本:88ページ

日本と世界のアニマルウェルフェア畜産 下巻 21世紀の畜産革命

松木 洋一(編著)

21世紀に入り欧米を中心に進む工場型の畜産システムからAW畜産への転換をはかる「畜産革命」の動きを見ながら、日本における課題を取り上げた。研究者、生協や産直事業体の関係者、畜産行政の担当者、獣医師、屠畜場の検査員ら20数名の専門家が執筆。畜産動物の生産現場から食品企業、消費者に至るフードチェーンの開発実態や、そこで展開される論理などについて多角的に分析している。

出版社‏ : ‎養賢堂
発売日‏ : ‎2018/5/16
単行本‏ : ‎233ページ

アニマルウェルフェア―動物の幸せについての科学と倫理

佐藤 衆介(著)

著者は動物行動学の研究者。「動物の幸せ」のレベルは科学的に捉えられ、それを高めることが倫理であると本書の狙いを記す。EU(欧州連合)でのAWの経緯をたどり、「動物への配慮」をめぐる捉え方を深堀り。「文明の縛りから身を解き放ち、人間としての感性を取り戻し、動物との関係を見つめ直したとき、新たな『動物への配慮』倫理が形成され、科学の裏付けをもって実践されたとき、『動物との共生』が成立する」と説く。

出版社:‎東京大学出版会
発売日:‎2005/6/1
単行本:‎194ページ

いのちへの礼儀

生田 武志(著)

「わたしたちは、人間と動物の全共同体を見渡し、動物たちの『生と死』のあり方をあらためてみつめる必要があります。そして、そこに現れる動物たちの声に応答し続ける責任があります」(本文より)。1964年生まれの著者は、学生時代から日雇い労働運動や野宿者の支援に携わり、人間の生きざまを見つめてきた。人類史を振り返り、人と動物との関係がどう変容してきたかを追究し、肉食に対する態度を問うた書き下ろし評論集。

出版社:筑摩書房
発売日:2019/3/1
単行本:466ページ

動物たちの心の科学

マーク・ベコフ(著)、高橋 洋 (翻訳)

著者は、米国で動物の心の研究を続けてきた、アメリカの動物行動学者。ここ数10年間の動物たちの情動(喜怒哀楽など)をめぐる研究の深化を踏まえ、その魅力的な世界を紹介している。「仲間に尽くす犬」「喪に服すゾウ」「死んだ仲間のために通夜をするゴリラ」など多くの例をもとに、どの動物もヒトと同様に感覚能力を備えた存在である、と解説。動物たちと接し、AWの改善を考えていく上で示唆に富む一冊。

出版社:青土社
発売日:2014/2/24
単行本:267ページ

動物の解放 改訂版

ピーター シンガー (著)、Peter Singer (原名)、戸田 清 (翻訳)

著者はオーストラリア出身の哲学者。本書は「ヒト以外の動物をどのように扱うべきか」について、綿密かつ論旨の一貫した考察をしようと試み、1975年に初版が出た。「すべての動物は平等」「工場畜産を打倒せよ」などラジカルな主張を展開する一方で、20世紀の動物福祉論を踏まえつつ、種差別を乗りこえる思想として「動物の権利(アニマルライツ)」の大切さを説く。世界のアニマルウェルフェア運動にも影響を与えてきた。

出版社:人文書院
発売日:2011/5/20
単行本:402ページ

人と動物の関係を考える

打越 綾子 (編著)、笠井 憲雪 (著)、佐藤 衆介 (著)、遠山 潤 (著)、三浦 慎悟 (著)、橋川 央 (著)

人間の暮らしに関わる動物は、私たちが意識している以上に多岐にわたる。しかし、自分の関心や専門の問題には単純化して考えてしまう。そこで編者らは、伴侶・畜産・展示・野生・実験動物のどんなことが問題になっているか、各分野の専門家から虚心坦懐に聞くシンポジウムを開催した。本書はその記録である。動物ごとに仕切られた見方をどう変えていけばいいのか、読者に多くのヒントを与えてくれる一冊。

出版社:ナカニシヤ出版
発売日:2018/3/15
単行本:248ページ

アニマルウェルフェア関連レポート

2023年

2021年

さっぽろ自由学校「遊」アニマルウェルフェア特集(「ゆうひろば」第180号・2021年10月)
滝川 康治「カネで阻まれた家畜福祉」(『北方ジャーナル』2021年2月号)

2020年

2019年

滝川 康治「アニマルウェルフェア国際シンポ」報告(『北方ジャーナル』2019年9月号)
滝川 康治「様似発『完全放牧野生牛』の歩み」(『北方ジャーナル』2019年1月号)

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

滝川 康治「アニマルウェルフェア畜産」の今 その1(『北方ジャーナル』2013年12月号)

2012年

2009年

滝川 康治「アニマルウェルフェア」で畜産改革(『北方ジャーナル』2009年9・10月号)
滝川 康治「マイペース酪農・三友盛行さんインタビュー」(『北方ジャーナル』2009年6・7月号)

2008年

2005年

滝川 康治「家畜の福祉と健康」をめぐる状況その3(『北方ジャーナル』2005年12月号)
滝川 康治「家畜の福祉と健康」をめぐる状況その2(『北方ジャーナル』2005年11月号)

リンク先

日本国内のアニマルウェルフェア関連団体

AWFCJ(AWの普及をめざす全国の生産者や流通関係者、消費者らでつくる団体)
認定NPO法人 アニマルライツセンター(動物の権利と尊厳を守る活動に取り組む団体のAW専門サイト)
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン(グローバル食品企業に対し採卵鶏のケージフリー化を求める活動などに取り組む団体)
新潟動物ネットワーク〔NDN〕(犬や猫を中心に、人と動物との共生をめざして活動する団体)
(一社)アニマルウェルフェア畜産協会(牛に関するAW畜産認証などに取り組む団体)
(公社)日本動物福祉協会(動物福祉の向上を目標に、セミナーなどを続ける団体)
NPO法人 地球生物会議(ALIVE。人と生きものが共に生きていける社会をめざす東京の動物保護団体)
NPO法人 さっぽろ自由学校「遊」(市民講座などを通じてAWについて学んでいるNPO)

AW畜産関連の生産者・企業など

乳牛・肉牛

ありがとう牧場(健全な牧夫精神〔ストックマンシップ〕を基本に放牧酪農を営む北海道足寄町の牧場)
(株)企業農業研究所なかほら牧場(山地酪農に取り組み、牛乳・乳製品も製造する岩手県岩泉町の農場)
クリーマリー農夢(AW酪農を実践し、牛乳・乳製品も製造する北海道旭川市の農場)
(有)あすなろファーミング(2軒の牧場が創った北海道清水町の乳業プラント)
(有)十勝しんむら牧場(放牧で乳牛や豚を飼い、加工も手がける北海道上士幌町の農場)
北十勝ファーム(有)(「人も動物も幸せに」がモットーの短角牛の農場)
北里大学付属八雲牧場(「自給飼料100%」の肉牛飼育を実現した環境保全型畜産研究拠点)
(株)秋川牧園(牛乳や肉、卵などの生産から加工まで手がける山口県山口市の農場)

採卵鶏

黒富士農場(自然循環農法を取り入れた山梨県甲斐市のオーガニック養鶏場)
小林農園(平飼い&放牧養鶏などに取り組む北海道厚真町の農場)
The北海道ファーム(自社生産のお米を与え、平飼い&放牧養鶏を営む北海道栗山町の農場)

(株)エルパソ(「どろぶた」ブランドで放牧養豚や加工を進める北海道幕別町の農場)
ぶぅふぅうぅ農園(山梨県韮崎市で日本初の放牧養豚を始めた農場)

民間団体・学術研究機関など

(公社)畜産技術協会(農林水産省の「快適性に配慮した家畜の飼養管理推進事業」実施団体)
(一社)日本草地畜産種子協会(「放牧畜産基準認証制度」の運用団体)
畜産情報ネットワーク(畜産物の生産・流通・消費に関する総合的な情報サイト)

行政機関

農林水産省生産局(畜産部のアニマルウェルフェアHP)
農林水産省消費・安全局(消費・安全政策課のOIE情報HP)

海外のAW関連団体、国際機関など

RSPCA(英国王立動物虐待防止協会・世界最古の動物保護団体)
CIWF(1967年に英国の酪農家が創立した国際的な畜産福祉団体)
FAO(国連食糧農業機関のAW関連サイト)
OIE(世界動物保健機関。旧名:国際獣疫事務局のAW関連サイト)

その他

クレインデザイン(このHPを作成した北海道東川町のデザイン制作会社)